AI水位計測により安定した水位観測を実現
Field Edge®

主な機能
「AI水位計測」技術により、非接触でリアルタイムの連続観測を実現
- (1)ディープラーニングを活用した水際線検出を実現
橋脚等を計測対象に、あらかじめ撮影した複数の河川画像(昼夜、平常/増水時等)に水域判定用ニューラルネットワークを活用し学習させることで、水域を判定、水際線を検出する「AI水位計測」技術を開発しました。これにより量水板無しでも計測分解能2cm(視野範囲高3.6m時)といった水位計測の高精度化を実現しました。 - (2)非接触型により増水時でも安定した水位計測が可能
非接触型なので、増水時等でも機器を喪失することなく連続かつ安定した水位観測が可能です。 - (3)河川の状況を水位と画像でリアルタイム監視が可能
装置本体にWWWサーバ機能を搭載し、ブラウザを使用して河川の水位と画像をリアルタイムで監視できます。
また、多地点型は遠隔でのズーム旋回視野制御や画像監視が行えます。
水位画像解析アルゴリズムにより、気象条件を問わずに高精度な水位計測が可能
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(1)水位画像解析アルゴリズムを搭載
量水板の基準画像とリアルタイムの画像との画像相関により、高精度に水位を計測する独自の水位画像解析アルゴリズムを開発しました。 これにより、計測分解能1cm(視野範囲高3.6m時)と、従来の接触型水位計(フロート式、水圧式)と同等の計測精度を確保しました。(2)強風や降雨等の様々な環境下で安定した計測が可能
強風等による画像ブレを独自の画像マッチング技術により補正し計測精度を確保します。
高感度フルハイビジョンセンサにより、昼夜を問わず高精細な画像を取得
- (1)高感度フルハイビジョンセンサを搭載し、夜間でも鮮明な水位計測を実現
高精細なフルハイビジョン画像により、高精度な水位計測を実現します。
また、高感度フルハイビジョンセンサの搭載により、暗闇でも鮮明な水位画像※1が取得できます。
※1 最低被写体照度0.03 lx(カラー・動画)、0.0002 lx(カラー・静止画8秒蓄積) - (2)フレキシブルエリア測光制御機能を開発
新開発「フレキシブルエリア測光制御機能」により、河川水面の光の反射や散乱など厳しい監視条件下でも安定した水位計測を実現しました。
過去の計測データ閲覧や情報提供など容易に実現
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(1)過去の計測データ(水位、画像)を閲覧可能
過去1年分の計測データ(水位、画像)を装置本体に蓄積し、水位グラフや月表をブラウザで容易に閲覧およびデータ取得が可能です。 -
(2)河川概況画像の提供が可能
広角に撮影し河川の状況を確認できる河川概況画像は、近隣住民へのプライバシーに配慮しマスキング
(民家等の特定エリアをマスク)した画像を情報提供できます。
高精度水位計測と高精細画像により、リアルタイムな情報提供を実現
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IPネットワーク対応により、光IP網やクラウドネットワーク等を利用したシステムが容易に構築できます。