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<広 報>

2007年4月17日

東京都千代田区九段北1−13−5
三菱電機エンジニアリング株式会社

需要が拡大するEMC試験への対応を強化

西日本地区に「10m法対応大型電波暗室」を建設

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 三菱電機エンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区,社長:尾形仁士)は,EMC※1(電磁環境適合性)規格測定・試験を行う「10m法対応大型電波暗室※2」を,西日本地区(広島県福山市)に建設します。本年5月に着工し,11月に竣工する予定です。
 この件を含めた当社のEMC事業を,「テクノフロンティア2007」(EMC・ノイズ対策技術展)(4月18日〜20日,幕張メッセ)に出展します。
※1: Electromagnetic Compatibility:電磁環境適合性。機器自身から発生する電磁波が他の機器に妨害を与える「電磁波妨害抑制」と,外部からの様々な妨害電磁波に対する「電磁波耐性」の2つの要求事項を満足させること。
※2: 妨害電波を測定するため,天井および壁に電波吸収体を貼付して,外部からの電磁波の侵入を防ぐと共に,内部で発生する電磁波の反射をなくした暗室で,EMC試験規格として決められている被試験装置が発生する不要な電磁波を3mおよび10m離れた距離で測定することができる。
背 景
 昨今のデジタル家電市場の急成長,携帯端末機器の普及,自動車・産業装置のコンピュータ制御化,市場のグローバル化などにより,世界各国でEMC・安全に対する法令化が進み,日本国内でもVCCI規制※3,電気用品安全法,薬事法の改正など,EMC規制の適用強化が進んでいます。
 これらの電子機器に対しては,不要に放射する電磁波の抑制と,外部の電磁波に対して誤動作しない耐性が求められており,また製品を輸出する場合には出荷先の法規制値に適合しているかどうかを確認・認証するために,電波暗室で行うEMC規格測定・試験のニーズが高まっています。
※3: 電磁波妨害に対する業界団体の自主規制。
「電波暗室」建設の狙い
 当社はこれまで,全国4センター※4の電波暗室等を利用してEMC規格測定・試験を行うとともに,製品開発コンサルティング・試験・対策支援・認証取得代行まで一連の業務を1ヵ所で実現してきました。
 今回,西日本地区(広島)に新たに「10m法対応大型電波暗室」を建設することにより,お客様へのサービスの充実を図るとともに拡大する市場ニーズにお応えします。
※4:「EMC東日本センター」(神奈川県鎌倉市)10m法対応電波暗室1基,3m法対応電波暗室2基,簡易電波暗室1基,シールドルーム,電源ライン試験室,静電気試験室
「EMC中日本センター」(愛知県名古屋市) 3m法対応電波暗室1基
「EMC西日本センター」(広島県福山市)10m/3m法対応オープンサイト1基,3m法対応電波暗室1基,簡易電波暗室1基,シールドルーム
「EMC九州センター」(長崎県時津町)10m/3m法対応オープンサイト1基,3m法対応電波暗室1基
【新設設備の概要】
場所

広島県福山市曙町

建物の概要

敷地面積:約1500 u,建築面積:約600 u

業務開始予定日 2007年 12月

報道機関からのお問い合わせ先
お問い合わせ先
三菱電機エンジニアリング(株) 
総務人事部 総務グループ
電話(03)3288-1101

電波暗室に関するお問い合せ先
お問い合わせ先
三菱電機エンジニアリング(株) 
EMC西日本センター
電話 (084)949-2306
住所 〒720-0837 広島県福山市瀬戸町地頭分31-1
 
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