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2000年10月11日



「IT(情報技術)コミュニケーション」アンケート

三菱電機エンジニアリング株式会社(MEE)社員アンケートの結果から

 

九州・沖縄サミットでの「IT憲章」をはじめ、IT基本法の制定、IT教育の拡充が打ち出されるなど、いまや各方面で「IT(情報技術)」が注目されています。
そこで、多様な先端技術で確かな未来づくりに貢献する、三菱電機エンジニアリング株式会社(MEE)では、社員250人を対象に、ビジネスのオン・オフの両面での「ITコミュニケーション」に関するアンケートを実施しました。以下は、その集計結果です。

【 調 査 概 要 】

調査期間:2000年8月10日〜25日
調査対象:本社(東京)および事業所(近畿圏)に勤務する社員
調査方法:留置法による回収(アンケート用紙直接記入)
サンプル数:250人(有功回答数245人/男性152人、女性93人)

.
男性
女性
〜20代
30代
40代〜
152
93
73
126
46
62.0
38.0
29.8
51.4
18.8


=調査結果=

〜 オン・ビジネス編 〜

<設問1>「電子メール」は「相手の都合に左右されずに情報を伝達できる」ツール

<設問2> ITで、男性「会議が減った」34.5%、女性「私語が減った」35.6%

<設問3> 社内ネットで「業務上の困り事」「業務上のアイデア」を交換

<設問4> ITで、将来は「SOHO」が普及するが69.4%

〜 オフ・ビジネス編 〜

<設問5> コミュニケーションは「携帯電話、PHS」と「電子メール」でOK

<設問6> 約4割が、家族間でのメール交換を「行っている」
<SQ> 男性は「妻」と、女性は「兄弟姉妹」とメールをやり取り


この件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

三菱電機エンジニアリング(株) 総務人事部 総務グループ 田辺、三橋
TEL 03−3243−1781

 

〜 オン・ビジネス編 〜

<設問1>
仕事上での「電子メール」活用について、どのように考えていますか。 (%:複数回答)

(A)・・相手の都合に左右されずに情報を伝達できる
(B)・・微妙な表現が困難で誤解を招く場合もあり要注意
(C)・・電話では躊躇するような情報も気軽に伝達できる
(D)・・手紙と同様に微妙な気持ちも表現できる
(E)・・複数の人に同じ情報を送信できるので便利

「その他」=全体:2.4%、20代以下:5.5%、30代:1.6%、40代以上:0%

◆「電子メール」は「相手の都合に左右されずに情報を伝達できる」ツール

全体では、「相手の都合に左右されずに情報を伝達できる」が84.5%で圧倒的にトップ、次いで「微妙な表現が困難で誤解を招く場合もあり要注意」44.9%と、自分にとって勝手の良いツールである反面、受け手側への気遣いも必要であるという結果になりました。
年代別では、各年代とも「相手の都合に左右されずに情報を伝達できる」が8割を超え高い割合を占めているものの、20代以下では「電話では躊躇するような情報も気軽に伝達できる」が37.0%と高い割合を示しており、若い世代が"気軽に"電子メールをやり取りしている姿が垣間見られます。
一方、30代は「微妙な表現が困難で誤解を招く場合もあり要注意」が52.4%と過半数となり、電子メールに対して細心の注意をはらう慎重派のようです。

<設問2>
「電子メール」により、職場のコミュニケーションに変化はありましたか。

※前問で「ある」と回答した人のみ
<設問2−SQ>
それは、どんな変化ですか。(%:複数回答)

「その他」=全体:24.8%、男性:26.2%、女性:22.2%

◆ITで、男性「会議が減った」34.5%、女性「私語が減った」35.6%

全体では、「ある」52.7%、「ない」47.3%と、ほぼ半々という結果になりました。男女別では、男性の方が若干の変化(55.3%)を感じているようです。
また、変化の内容については、全体では「会議が少なくなった」が30.2%でトップになりましたが、男女別では、男性は「会議が少なくなった」34.5%、女性は「私語が少なくなった」35.6%がトップと、男女での温度差があるようです。

<設問3>
イントラネット上で、匿名で自由に意見交換できる場があるとすれば、どんな 内容を書き込みたいと思いますか。 (%:複数回答)
全 体
男 性
女 性
20代
以下
30代
40代
以上
業務上での困り事 45.7 46.7A 44.6@ 49.3@ 50.8@ 26.8@
業務上のアイデア 43.7 49.3@ 34.8A 49.3@ 46.8A 26.8@
職場での不満 16.7 15.8 18.5 20.5B 15.9 19.6
趣味に関する情報 16.7 13.8 21.7B 17.1 17.5 15.2
経営上の提言 15.9 21.7B 7.5 9.6 19.0B 20.7B
上司に対する不満 5.3 5.3 5.4 8.6 5.6 0
その他 6.5 4.6 9.7 11.0 6.3 0
○内は、順位の番号

◆社内ネットで「業務上の困り事」「業務上のアイデア」を交換

全体では、「業務上の困り事」45.7%がトップ、以下「業務上のアイデア」43.7%、「職場での不満」「趣味に関する情報」(共に16.7%)と続いています。

男女別では、トップ2が共に「業務上の困り事」「業務上のアイデア」である一方で、3位に男性は「経営上の提言」21.7%、女性は「趣味に関する情報」21.7%と違いが表れています。女性の方が、オフビジネスを含め幅広いネット活用を考えているようです。

年代別では、トップ2の項目は変わらないものの、40代以上と比べて30代以下ではポイントが高く、積極的に社内ネットを活用しようとする姿が見られます。
また、20代以下では「職場での不満」20.5%が3位であるのに対して、30代、40代以上では「経営上の提言」が3位というのが特徴的です。

<設問4>
「電子メール」や「イントラネット」などのITの発達により、将来の職場環 境はどうなると思いますか。 (%:複数回答)

「その他」=全体:6.5%、20代以下:5.5%、30代:6.3%、40代以上:8.7%

◆ITで、将来は「SOHO」が普及するが69.4%

全体では、将来「SOHOが普及する」が69.4%で、圧倒的にトップとなりました。多くの人が、21世紀にはオフィス(雇用形態)が様変わりすると予測しています。
年代別では、「SOHOが普及する」について、20代以下が76.7%、30代では70.6%、40代以上54.3%と、若い世代ほど普及すると考えているようです。
また、「中間管理職が不要になる」については、20代以下では僅か4.1%であるのに対して、40代以上では21.7%と高く、IT革命に戦々恐々とする管理職世代の現在の姿が浮き彫りにされました。

※「SOHO」
自宅などに小さなオフィスを開き、ネットを活用してビジネスを行うこと。
Small Office Home Officeの略(頭文字)。

〜オフ・ビジネス編〜

<設問5>
プライベートで1番よく活用するコミュニケーションツールは何ですか。

◆コミュニケーションは「携帯電話、PHS」と「電子メール」でOK

全体では「携帯電話、PHS」が44.1%でトップ、次いで「電子メール」35.9%という結果になりました。今や「一般(固定)電話」8.2%は、"20世紀の情報ツール"と化しているようです。
男女別、年代別では、女性の過半数(50.5%)が「携帯電話、PHS」と回答しています。20代以下でも過半数(50.7%)となっており、女性と若い世代が「携帯電話、PHS」をコミュニケーション・ツールとして愛用しているようです。
一方、40代以上では「携帯電話、PHS」は28.3%と低く、他の世代と比べて、昔ながらの「一般(卓上)電話」を活用している(19.6%)ようです。

<設問6>
家族の間で「電子メール」のやり取りをしていますか。

◆約4割が、家族間でのメール交換を「行っている」

携帯電話等によるメールを含め、全体では、実に41.2%が「行っている」と回答しています。家族間での会話も、手軽なメールでのやり取りが主流となる時代の到来を予感させる結果となりました。
男女別では、男性36.2%に対して女性では約半数の49.5%と、女性の方が積極的にメールのやり取りを「行っている」ようです。
また年代別では、20代以下の若い世代で50.7%と半数を超えているのが特徴的です。

※前問で、「行っている」と回答した人のみ
<設問6−SQ>
その相手は、誰が1番多いですか。

◆男性は「妻」と、女性は「兄弟姉妹」とメールをやり取り

全体では、「配偶者」が51.5%でトップ、次いで「兄弟姉妹」29.7%という結果になりました。
男女別でみてみると、男性では「妻(配偶者)」が65.5%と圧倒的にトップとなっています。今や 、メールで"帰るコール"が常識となりつつあるのかも知れません。
一方、女性では、比較的に未婚者が多いためか「兄弟姉妹」が47.8%でトップ、次いで「夫(配偶者)」34.8%という順位になっています。

以上


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