〜 5月30日は「ごみゼロの日」〜
「ゴミ問題」意識と実態調査
三菱電機エンジニアリング(MEE)の社員アンケート結果
5月30日は「ごみゼロ」の日です。そして今、21世紀の地球環境を考えるうえで、「ゴミ問題」は私たちにとって最も身近なテーマといえます。
そこで、業務用生ゴミ処理機や廃棄植物リサイクル装置など、エコ事業を展開している三菱電機エンジニアリング株式会社(MEE)では、社員(有効回答者数600名)を対象に、「ゴミ」についてのアンケートを実施しました。以下は、その集計結果です。
【 調 査 概 要 】
調査期間 : 2000年4月10日〜4月20日
調査対象 :本社および主要事業所に勤務する社員
調査方法 :留置法による回収(アンケート用紙直接記入)
サンプル数 :600人(男性400人、女性200人)
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=調査結果=
<設問1> 約9割が、ゴミ問題による将来の“地球環境”に「不安」
<設問2> ゴミの分別は「家庭」でも「オフィス」ともに9割以上が「実行」
<設問3> ゴミの裁断処理は「家庭」48.7%、「オフィス」57.3%が「実行」
<設問4> ポイ捨ては「注意したいと思うができない」が64.5%でトップ
<設問5> 心掛けていることは「古新聞・雑誌の回収」「古着は雑巾に」
<設問6> 1ヶ月の家庭ゴミの収集費用は「858.0」円
<設問7> 家庭での「ゴミ処理」は「72.04点」で、まずは合格!!
<設問8> 地球規模の「貝塚」が形成される
<この件に関するお問い合わせ先>
三菱電機エンジニアリング株式会社 総務人事部 総務グループ
三橋(ミツハシ)TEL 03−3243−1781
<設問1> ゴミ問題による将来の“地球環境”に「不安」を感じていますか。
◆ 約9割が、ゴミ問題による将来の“地球環境”に「不安」
「とても感じている」37.8%と「少し感じている」51.3%を合わせ、「不安を感じている」との回答が約9割(89.1%)にも達しました。
「ゴミ問題」は、減量やリサイクル、また不法投棄問題など、私たちの日常生活に関わる身近なテーマだけに、やはり問題意識は高いようです。
<設問2> あなたは「家庭」と「オフィス」で、ゴミの分別を行っていますか。
◆ 「ゴミの分別」は「家庭」でも「オフィス」ともに9割以上が「実行」
「家庭」では「常に」88.0%、「たまに」8.0%を合わせ96.0%が、「オフィス」でも「常に」80.5%、「たまに」12.3%を合わせ92.8%と、ともに9割以上が「実行している」と回答しています。
「ゴミの分別」は「家庭」でも「オフィス」でも、しっかりと浸透しているようです。

<設問3> 個人情報が分かるゴミについて、裁断機にかける対策を行っていますか。
◆ ゴミの裁断処理は「家庭」48.7%、「オフィス」57.3%が「実行」
住所・氏名などプライベート情報漏洩を配慮したゴミの裁断処理について、「家庭」では「常に」25.0%、「たまに」23.7%を合わせて48.7%が、「オフィス」では「常に」33.8%、「たまに」23.5%を合わせ過半数の57.3%が、「実行している」と回答しています。
家庭では「実行している」が半数以下と、個人のリスク管理については、まだまだこれからといったところです。

<設問4> ポイ捨てを目撃した場合、あなたはどうしますか。
◆ ポイ捨ては「注意したいと思うができない」が64.5%でトップ
「ポイ捨て」を目撃しても、なかなか「注意したいと思うができない」64.5%が“ホンネ”のようです。
一方で、約2割(17.2%)が、自分には「関係ないので見過ごす」といった無関心派のようです。

<設問5> 常日頃、ゴミ問題のことで“心掛けていること”は何ですか。(複数回答)
◆ 心掛けていることは「古新聞・雑誌の回収」「古着は雑巾に」
常日頃、ゴミ軽減のため心掛けていることは、全体では「古新聞・雑誌の廃品回収」が35.6%でトップ、次いで「古着は雑巾に」15.0%、「包装を断る」12.7%という結果になりました。
男女別では、男女ともに「古新聞・雑誌の廃品回収」がトップ、次位は男性が「古着は雑巾に」16.1%、女性「包装を断る」14.8%と、3位とは僅差ながらも男女差が表われています。
(%)
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ト ッ プ 5
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全 体
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男 性
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女 性
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古新聞・雑誌の廃品回収 |
35.6
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38.8 @
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31.0 @
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古着は雑巾に |
15.0
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16.1 A
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13.4 B
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包装を断る |
12.7
|
11.4 B
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14.8 A
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不用品のリサイクル |
8.0
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8.7 C
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6.9 D
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買い物袋の持参 |
6.3
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4.8 D
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8.3 C
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○内の数字は順位
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<設問6> 一般家庭でのゴミ収集が有料化されつつありますが、1ヵ月の回収価格は いくらぐらいが妥当だと思われますか。
◆ 1ヵ月の家庭ゴミの収集費用は「858.0」円
全体では、平均「858.0」円/月という結果になりました。
男女別では、男性「877.8」円/月、女性「818.6」円/月と、男性の方が費用を若干高く見積もっているものの、ともに「月1000円以内」と考えているようです。
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全 体
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男 性
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女 性
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平均(円)
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858.0
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877.8
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818.6
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<設問7> あなたのご家庭での「ゴミ処理」は、100点満点で何点ですか。
◆ 家庭での「ゴミ処理」は「72.04点」で、まずは合格!!
全体の平均は「72.04」点と、とりあえず『合格』という自己評価をしています。
男女別では、男性「72.07」点、女性「71.99」点と、72点前後という結果になりました。
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全 体
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男 性
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女 性
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平 均 点
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72.04
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72.07
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71.99
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<設問8> 何も対策をせずにゴミが増え続けた場合、地球はどうなると思いますか。
◆ 地球規模の「貝塚」が形成される
フリーアンサーで聞いてみたところ、以下のような意見が寄せられましたので、そのなかのいくつかをご紹介いたします。
- 環境ホルモンなどに次いで、新たな問題が出現する。(25歳・女性)
- ゴミ対策の民営化がおきる。(44歳・男性)
- 人間が生きていけなくなり、ゴキブリが次の支配者になる・・かも。(38歳・男性)
- これからも個人による対策に頼るなら、もうすでに手遅れ。(56歳・女性)
- ゴミ戦争が勃発する。(28歳・男性)
- 映画の世界のように、地下へ逃げるか、宇宙へ逃げることになる。(30歳・女性)
- 世界的にゴミの合法的な流通がはじまり、裕福な国と貧しい国でゴミが売買され、 裕福な国はきれいに、貧しい国はゴミの山になる。(34歳・男性)
- 地球全体の地盤がゆるみ、あちこちで地盤沈下がおき、空はいくつものオゾンホー ルができる。(32歳・女性)
- 宇宙にもゴミを廃却するようになる。(34歳・男性)
- 地球規模の「貝塚」が形成される。(29歳・女性)
- 快適な環境保持のためには、人為的な行為が環境に及ぼす影響を常に考えながら行動しなければいけない。大量な消費社会から資源を再利用し、環境への負荷が少ない資源循環型社会を目指したい。(40歳・男性)
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