筋力測定とトレーニングの総合システム
三菱電機運動療法システム ストレングスエルゴ

ストレングスエルゴ8の機能
回転速度に依存しない正確な負荷を実現
正確な負荷を実現
今までエルゴメータは、渦電流方式(電磁制御方式)を採用していましたが、その構造上、0W付近の負荷はできず、経年変化が大きいことが難点でした。
ストレングスエルゴ8は、サーボモータ方式を採用することで、600Wまでの正確な負荷を実現。また、定期的に0W負荷を自動調整します。
患者さんに応じた負荷試験を実現
アスリートはアスリートの回転速度で負荷試験、低体力者は低回転数での負荷試験を実現します。
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ストレングスエルゴ8のW負荷精度
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一般のエルゴのW負荷精度例
患者さんの漕ぎ方に依存しない負荷が可能〔10~110回転〕
運動中に漕ぐ速度が変動してもトルクを制御し、正確な仕事率〔W〕を実現します。
新しい体力科学を推進
運動速度と代謝の関係が明らかになっていない分野など、さまざまな条件で正確な負荷を実現することにより、一歩進んだ検査環境を提供します。
0Wウォーミングアップの必要性
心大血管リハビリなど、患者さんの最適な運動強度を決定するのに広く用いられる心肺運動負荷試験(CPX)。
0W負荷ができるストレングスエルゴ8は、従来のエルゴメータで困難だった20W以下のATポイントの決定も容易になりました。
また、呼吸器疾患リハビリ患者さんのCPXスタンダードである0Wウォーミングアップに対応します。
0W負荷でAT決定可能な例
スムーススタート機能
従来、エルゴメータの漕ぎはじめには、渦電流方式の構造上、80W~100W相当の負荷がかかることがあり、高齢者や急性期リハビリの患者さん、また酸素摂取量立ち上り時定数の測定には、漕ぎはじめに人が手助けとしてペダルを回すなどのサポートが必要でした。
ストレングスエルゴ8は、スムーススタート機能により0Wから指定負荷までスムースに上昇させることができます。
漕ぎ始めの重さの違い
足の自重と酸素消費量
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負荷パターン
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仕事率
ペダルに完全に回されている受動的-50Wから、ペダルを回すエネルギーを少しづつ自分で出してゆく。
0Wの時は、自分でペダルを回している。さらに1分間に10Wずつ増加させATを求めることができます。
豊富なリハビリテーションモード
- (A)トルク制御(アイソトニック)
- (B)等速度制御(アイソキネテック)
- (C)アシスト制御(ニューロ・アシスト・リハビリテーション®)
高齢者にやさしい機能
- (A)ウォークスルー機能
- (B)フレキシブル電動サドル
- (C)アナログメータ
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任意の回転速度で試験可能です
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フレキシブル電動サドル
その他の機能
大腿切断者のAT測定例
大腿切断者などでも、心肺運動負荷試験やATポイントに基づいたリハビリテーションが行えます。
大腿切断者の下肢伸屈力
大腿切断者の心肺運動負荷試験
定トルク漸増負荷試験が可能
高齢者はペダルを押す力が比例的に増大する回転数一定ペダルトルク比例上昇のランプ負荷ではなくペダルトルク一定で、回転数を上昇させる方式の方が運転し易く、トルク一定で回転数を直線的に漸増する負荷方式(定トルク漸増負荷システム)が可能です。
高負荷時の負荷精度
ストレングスエルゴ8は、トップアスリートの負荷試験やエクササイズに対応した、600Wまでの負荷を30rpm~100rpmまでのワイドレンジで実現しました。
※競輪選手は、通常80rpm~100rpmでエクササイズを行っています。