筋力測定とトレーニングの総合システム
三菱電機運動療法システム ストレングスエルゴ

ストレングスエルゴ5の機能
サーボ制御技術により、低体力者に最適な負荷による運動療法を提供
- ●体の状態(心拍・脈拍、血圧)をモニターしながら運動療法を提供。イヤーセンサーは標準装備。
- ●当社独自のサーボ制御技術により、ペダルの回転速度(10回転/分以上)と負荷(5W以上)を正確に制御し、最適な運動療法を提供。
- ●自動メカロスキャンセル機能の搭載により、ペダル等の機械摩擦の経年変化を検知して回転速度や負荷等の値を自動的に修正。
4つの運動モードで患者ごとに適した運動療法を実現
4つの運動モードの搭載により、患者ごとに適した回転速度と負荷(ペダルの重さ)による運動療法を実現。
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1.ワット制御(アイソパワー)
速度変動によらず一定の仕事率の運動とする負荷制御方式。低速になるほどペダルを重く、高速になるとペダルを軽くし、心肺系への負荷を一定に保持。
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2. トルク制御(アイソトニック)
速度によらず負荷を一定にする負荷制御方式。股関節、膝間接など運動器の整形疾患により脚部に掛かる負荷を制限したい場合などに適用。
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3. 等速制御(アイソキネティック)
ペダル回転速度が設定回転数以下では軽く、設定回転数以上で回転させようとすると重くなる負荷制御方式。個人の運動強度以上の負荷にならないことから安全性が高く、 短時間強い負荷で運動することを数回繰り返すことで筋力強化に貢献。
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4. 心拍制御
目的の心拍に達するまでの、負荷の上昇時間や上限値を設定可能。患者に合わせた負荷のかけ方で、治療効率を向上(※1)。 負荷の上限値は運動中にも変更でき、患者の体調に合わせた柔軟な負荷調整を実現。(特許申請中)
- ※1: 負荷を最適制御しない場合、重症度の高い患者の方に対しては強い負担となる一方、重症度が低い患者の方に対しては目標心拍数(適正な負荷)に到達するまでの時間が長くなる。
定心拍制御の運動前設定画面です。負荷のかかり方や上限値が設定可能です。上限値は運動中にも変更できます。
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定心拍制御中のグラフ画面です。心拍数と実負荷(ワット)の変化を波形で表示しています。
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心拍数の取得が安定しない場合、イヤーセンサーの波形を確認しながら、センサー装着位置を調整することが可能です。
タッチパネル付きカラー液晶で視認性と操作性を向上
- 1.5.7インチカラーLCDを搭載し、速度メーター、負荷、消費カロリー、運動時間、血圧、心拍数など豊富な情報を表示可能。うち2項目を自由に選択でき、時系列で同時にグラフ表示。
- 2.タッチパネルによる対話式入力で使いやすさに配慮した画面デザインを採用し、さらに万一の際にはアラームとともに警告状態をわかりやすく表示。
ウォークスルー構造を採用した2機種をラインアップ
- 1.・サドル、シートとハンドルを繋ぐ座席の前の部分をなくし容易に足が移動できるウォークスルー構造を採用。
- 2.リカンベントモデルは、回転シートを採用し乗り降りを容易にするとともに、踵ストッパ付きペダルの採用によりペダルからの足の外れを防止。
- 3.アップライトモデルも足元がスッキリし、跨いで乗る必要が無く、患者がサドルに座った状態で高さ調整ができる電動機能も標準搭載。
外部インタフェースの充実(オプション)
- 1.Ethernet®※3タイプの心電計を接続することで、エルゴメータを一括管理するリハビリ施設での群管理システム構築が容易に可能。
- 2.RS-232C※4タイプの血圧計と、心電計または心拍センサーを合わせて使用することで運動中の血圧監視が可能。
- ※3: Ethernetは富士ゼロックス株式会社の登録商標。
- ※4: RS-232Cはシリアル通信ポートのインタフェース規格。