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昨今,デジタル家電市場の急成長や携帯端末機器の普及,自動車・産業機械のコンピュータ制御化などによる通信障害や機器間の誤動作防止に加えて,市場のグローバル化などにより,世界各国でEMCと製品安全に対する法令化が進んでいます。日本国内でも,電気用品安全法や薬事法の改正をはじめ業界自主規制のVCCI※3導入などEMC規制の適用が強化されています。
これらの電気・電子製品に対しては,法的に,不要に放射する電磁波の抑制と,外部からの電磁波に対して誤動作しない耐性が求められており,製品を輸出する場合には出荷先の法規制値に適合しているかどうかを確認(場合によっては認証取得)する必要があり,電波暗室で行うEMC規格測定・試験のニーズが高まっています。 |
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当社はこれまで,全国4センター※4の電波暗室等を利用してEMC規格測定・試験を行うとともに,製品開発コンサルティング・対策支援・認証取得代行などの一連業務を受託してきました。
昨年は1月に西日本地区(広島県福山市)に10m法対応電波暗室を新設,7月には東日本地区(神奈川県鎌倉市)に10m法対応電波暗室を増設しましたが,今回,東京と名古屋の中間地点の静岡市内に「3m法対応電波暗室」を新設することで,静岡地区のお客様へのサービスをEMCと従来からの製品安全との両面から充実させるとともに,拡大する市場ニーズにお応えします。 |
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【新設設備の概要】 |
場 所 |
静岡県静岡市駿河区豊田 |
建物の概要 |
敷地面積:約1000m2,建築面積:約550m2 |
業務開始予定日 |
2009年 6月 |
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※1 |
Electromagnetic Compatibility:電磁両立性あるいは電磁環境適合性。機器自身から発生する電磁波が他の機器に妨害を与える「電磁波妨害抑制」と,外部からの様々な妨害電磁波に対する「電磁波耐性」の2つの要求事項を満足させること。 |
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※2 |
妨害電波を測定するため,天井および壁に電波吸収体を貼り付けて,外部からの電磁波の侵入を防ぐとともに,内部で発生する電磁波の反射を無くした暗室で,被試験装置が発生する電磁波をEMC試験規格に基づいて3m離れた距離で測定することができる。 |
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※3 |
電磁波妨害に対する業界団体(情報処理装置等電波障害自主規制協議会)の自主規制。
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※4 |
「EMC東日本センター」 (神奈川県鎌倉市) |
10m法対応電波暗室2基,3m法対応電波暗室1基,小型電波暗室1基,シールドルーム,イミュニティ試験室,静電気試験室
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「EMC中日本センター」 (愛知県名古屋市) |
3m法対応電波暗室1基
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「EMC西日本センター」 (広島県福山市) |
10m法対応電波暗室1基,10m/3m法対応オープンサイト1基, 3m法対応電波暗室1基,小型電波暗室1基,シールドルーム
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「EMC九州センター」 (長崎県時津町) |
10m/3m法対応オープンサイト1基,3m法対応電波暗室1基 |
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報道機関からのお問い合わせ先 |
お問い合わせ先 |
三菱電機エンジニアリング株式会社
総務人事部 総務グループ
電話(03)3288-1101 |
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電波暗室に関するお問い合せ先 |
お問い合わせ先 |
三菱電機エンジニアリング株式会社
静岡事業所 製品安全技術課
電話(054)287-3170
住所〒422-8528 静岡県静岡市駿河区小鹿3-18-1
(三菱電機株式会社 静岡製作所内) |
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