２００４年１月２８日

東京都千代田区九段北１−１３−５
三菱電機エンジニアリング株式会社

セル生産方式に最適な高性能の汎用小型卓上ロボット発売 ―卓上ロボット事業に本格参入―

　三菱電機エンジニアリング株式会社（本社：東京都千代田区，社長：綿谷晴司）は，セル生産方式^※に最適な高性能の汎用小型卓上ロボットを２月１日より発売します。
　本製品は，従来の他社製品に比較し，最高動作速度を約２０％高めるとともに，作業に必要なオプションをモジュール化し，用途に応じた機能変更を容易にするなど，製造現場の生産性向上に寄与します。
　主に，部品アセンブリや小型部品製造などの組立メーカー，はんだ付け装置・ねじ締め機および塗布装置などのセットメーカーを対象に販売する予定です。

１．業界最高水準の動作速度を実現

　最高動作速度６００�o/秒と業界最高水準の動作速度を実現しました。他社の従来製品に比べ，約２０％の高速化を図っていますので，現場における生産性向上に大きく寄与します。

　シリアルポートを通じ，上位システムからの起動・停止操作が可能で，下位制御装置へは任意コマンド(ユーザー定義)を送信することができます。

　作業に必要な表示灯，ブザー，圧縮空気調圧機などのオプションをモジュールで提供しますので，本体に容易に装着可能なため，用途変更等様々な作業へスピーディに対応します。
　また，脱調検知機能もオプションで用意しましたので，不良製品の流出を未然に防ぐことも可能です。

三菱電機エンジニアリング株式会社　
総務人事部　総務グループ　電話(03)3288-1101

　電気・電子製品業界では現在，大量生産からセル生産方式による少量多品種生産へ移行するとともに，機種変更サイクルの短期化によるラインの変更，早期立ち上げ，また生産設備費用の低減が課題となっています。
　当社はこれまで，産業用小型ロボットについては受注生産方式で個別に対応していましたが，今後，市場拡大が予想されることから，高性能な汎用小型卓上ロボットを新たに開発し，卓上ロボット事業に本格的に参入することにしました。
　エンジニアリング会社の特長を生かし，カスタマイズにも積極的に対応していきます。

三菱電機エンジニアリング株式会社　伊丹事業所

以上