さまざまなシーンで新しい[音環境]をつくりだします
指向性音響システム

納入事例
国立科学博物館様
ポイント
「今までは館内に音が反響して、落ち着かない空間になっていました。でも、スピーカーを超指向性音響システム[ここだけ]に置き換えると、館内を静かにするだけでなく、隣同士の音声ガイドが混ざらないから、はっきり聞き取れるんですよ。また、音声がビーム状に流れているので、観察されている方の視線を促したりすることもできますね。 」
-国立科学博物館 主任研究官 真鍋先生
-国立科学博物館 主任研究官 真鍋先生
国立科学博物館様は、日本における唯一の国立の総合的な科学博物館として、幅広く自然科学とその応用に関する資料を収集・保管し、その調査・研究を進め、これらの資料や研究成果を公開して生涯学習の機会を提供しています。また研究活動の一環として、来館者が展示物から視線を離さず、展示物に対して理解を深めることができる展示解説ツール・音声ガイドシステムの開発に取り組み、魅力的で開かれた科学博物館となるよう努力しています。
地下1階恐竜展示室では、それぞれ第一線の研究者たちが研究のプロセスについて解説しています。この展示室は実物大の標本を展示するのに天井高が10m程度あり、通常のスピーカーでは音が反響して、それぞれの解説が混ざり合ってしまい、聞きたい解説が聞こえにくくなってしまいます。通常のスピーカーを超指向性音響システム「ここだけ」に置き換えると、隣同士の解説が混ざり合うことなく明瞭に聞くことができますので、落ち着いて展示を見ることができます。また、音が反響しないことから、他の標本の解説音声に影響を与えず、館内を静かに保ちます。
中2階部分では、来館者の視線が届きにくい標本の一つ、床のガラスの下に展示されているティラノサウルスの頭骨に関する解説がスポット的に聞こえることで、来館者の視線を促したり、解説に最も適した視点を示すことができます。
放射器設置図
使用機器一覧
放射器 MSP-20E/変調器 MSP-20M/一体型 MSP-10MA
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