女性の活躍

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機械設計
Y.K.

和歌山事業所 
産冷機器設計技術部 圧縮機設計課
2019年入社
知能機械工学科卒

現在の仕事内容 空調機の核となる圧縮機の
設計・開発を担当しています。

和歌山事業所では、業務用空調機や業務用冷凍庫の構造設計業務を行っており、私が所属する課では、その機器に搭載されている「圧縮機」の設計・開発を担っています。圧縮機は空調機の核となる部品で、心臓が血液を循環させるように、圧縮機は冷媒を循環させて、空調機の熱交換を行っています。圧縮機の性能が、空調機性能の8割を占めるほど、大変重要な部品となっています。圧縮機の内部構造は、非常に複雑で、また多くの部品で構成されているために、入社した当初は、各部品の名前や役割を覚えることで精一杯でしたが、今では、複雑な部品形状をCADで書き写したり、圧縮機丸1台を3Dモデルで作成したりと、1人でできる業務範囲が広がってきました。

仕事の難しさ 開発機種の短期立ち上げに向けて
試行錯誤しています。

圧縮機の新機種立ち上げ時には、予想外の問題が発生して、開発が長期化するケースがあります。問題を事前に予想することができれば…という思いの下、現在私は圧縮機の熱流体解析に挑戦しています。今まで見えなかった、圧縮機内部の冷媒流れの見える化や、温度変化のシミュレートを行うことで、問題を早期抽出し、実機試験のトライ&エラーを少なくすることができます。実績を作り、製品開発の1工程として、熱流体解析を導入させることを目標に、取り組みを進めています。
まだ熱流体解析は推進途中であり、実績を作ることはできていませんが、それでも、解析時間を短縮できたり、解析環境が整ってきたり…と少しずつ目標実現に近づいていることや、何より、新たな取り組みを、新人の時から任せてもらえることがとてもうれしいです。ゆくゆくは熱流体解析の先駆者となれるよう、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。

仕事のやりがい その都度違った業務が行えること。

設計職の仕事内容は非常に多岐にわたります。ある1日では、午前中は会議資料準備、午後は機械製図、またある1日では3Dモデルを作成したり、解析を行ったり…。1日単位で見ても、複数の仕事を並行して行っていることが多いです。また、それぞれの仕事は、納期に応じて自身でスケジュール調整を行い進めていきます。決められた納期に対して、業務をこなしていくのはゲーム感覚に近く、達成できるとうれしいです。
また、業務範囲が広いために、できることが増えるほど、専門知識・技術が必要になります。学生時代は勉強から逃げていましたが、会社で学ぶことはそのまま業務に実践できるために、やる気がまったく違い、苦手だった勉強を頑張れることもうれしく感じています。

女性支援制度 将来的に活用したいと考えています。

実際に制度を活用している女性社員の先輩や、周りの雰囲気から、当社の制度の充実性や、周りの理解が行き届いていることを感じています。また、休職後の復帰が当たり前の環境であることから、将来的に私も安心して女性支援制度を利用したいと考えています。

職場の雰囲気 とても暖かい会社です。

入社前の、会社説明会で、職場はアットホームで雰囲気が良いと伺っていたのですが、実際に入社して、自身でも職場の雰囲気の良さを感じています。残業時間が長い日が続いたり、業務量が増えたりすると、上長の方が体調を心配してくださったり、ふと声掛けをしてくださったり…と、とても暖かい会社だと思います。

女性のキャリアアップ 性別関係なく、活躍できます。

当社の業務内容は、設計・開発業務が主なので、性別関係なく、能力次第で活躍が可能です。会社の女性社員の先輩方で、リーダーや課長になっている方も増えています。

夢&目標 現場の仕事を経験して、設計・開発に役立てたい。

入社から現在までは、当社の設計・開発業務の基礎となる、製図や解析、3Dモデル作成などデスクワークに注力してきたため、今後は現場に足を運び、部品の測定であったり、試験であったり、圧縮機現物を見ながら、業務を行いたいです。現場で得たノウハウがきっと設計・開発に役立てられると思います。

ワークライフバランス 企業と社員、双方の協力が必要。

企業側が、社員のライフスタイルに応じて、短時間勤務・長期休暇をとることに十分な理解を持つことが必要だと考えます。また、社員も復帰後は仕事で活躍して、支援や理解をいただいた分、仕事の功績で返すのが大切だと考えています。企業と社員、お互いが良い方向に向かえるように、双方の協力が必要です。

オフタイム 車で遠出や旅行でリフレッシュしています。

外出が好きなので、時間があれば車を運転して、遠くに足を運ぶことが多いです。また有休が取りやすいので、時には連休を作って、旅行にでかけたり、友達と会ったりと、仕事の疲れをしっかりリフレッシュしています。

学生へのメッセージ 早い段階から、周りの手を借りましょう。

就活は、できるだけ周りの力を頼るべきです。いくつかおすすめしたいことがあります。1つ目が 友達や家族に、長所短所を3つずつ教えてもらうことです。自身では思いつかないことを言ってもらえて、文章作成に役立ちますし、褒め言葉をもらえると自己肯定力も上がります。2つ目が、友達と会話を楽しむ中で、フランクに面接練習を行うことです。硬い口調ではなく、話し言葉で、会社のここが良くて…、この部分は悩んでいて…、など、思っていることを具体的に口に出すことで、企業への質問を思いついたり、志望動機も素直な理由で書きやすくなります。余裕があれば、周りの人の就活準備をたくさん手伝うのもいいでしょう。面接官視点で見ることで、好感のある話し方や姿勢などの勉強になります。就活は本当に大変ですが、どうか自己否定せずに、自身の長所に目を向けて乗り越えてほしいです。もし当社にもご縁があればうれしいです。頑張ってください。