プレスリリース
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<広報発表(アンケート)>
2019年8月6日
世代を超越する王道は「本・コミック」「切手」「カード類」
思い出の"コレクション"アンケート
今も「継続」は20代以下で30.8%、30代以降は約15%で推移
切手、コミック、カード類、プラモデル、シール…。子どもの頃、熱中して集めたコレクションは何だったのでしょうか。そして、現在も継続されているのでしょうか。
三菱電機エンジニアリング株式会社は、当社社員を対象に「思い出の"コレクション"」をテーマに、小・中学生時代に収集したコレクションについてのアンケートを行いました。それぞれの時代・ブームを反映した結果は、以下の通りです。
調査概要
調査期間 | 2019年6月4日~6月28日 |
---|---|
調査対象 | 当社社員(全国) |
調査方法 | 社内イントラネットによる |
有効回答数 | 215名(18歳から65歳まで) |
人(%) | 全体 | ~20代 | 30代 | 40代 | 50代~ |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 163(75.8) | 30 | 33 | 30 | 70 |
女性 | 52(24.2) | 9 | 14 | 17 | 12 |
計 | 215(100) | 39(18.1) | 47(21.9) | 47(21.9) | 82(38.1) |
調査結果
質問1.コレクションしていたモノは何ですか。また具体的な内容は。
◆トップ3は『本・コミック』、『切手』、『トレーディングカード/ゲームカード』
上位は世代を超えて、多くの子どもたちが通った王道
質問2.コレクションした主な理由は何ですか。
◆コレクションの原動力は『好きだったから』が過半数(51.2%)でトップ
質問3.コレクション(宝物)の主な入手方法は何ですか。
◆『自分のお小遣いで購入』の"自力タイプ"が66.0%と圧倒的
質問4.1番、熱が入ったコレクションは今も継続していますか。
◆『継続している』は20代以下で30.8%、30代以降は約15%で推移
<質問4-SQ1>継続しなかった理由は何ですか。
◆『飽きたから』が35.0%でトップ、次いで『ブームが去ったから』31.1%
<質問4-SQ2>コレクションは今も所有していますか。
◆コレクションは「継続していない」のに『所有している』は3人に1人(33.3%)
質問5.「コレクション」にまつわる思い出・エピソードを教えてください。
※共感できるものやユニークな回答など、代表的なものをご紹介
質問1.コレクションしていたモノは何ですか。また具体的な内容は。〔複数回答〕
小・中学生時代のコレクションについて、そのジャンルおよびその具体的な内容を聞いてみました。
<全体>
位 | <全体> | % |
---|---|---|
1 | 本・コミック | 24.2 |
2 | 切手 | 23.3 |
3 | トレーディングカード/ ゲームカード |
22.3 |
4 | プラモデル | 18.1 |
5 | シール | 16.7 |
6 | ゲームソフト | 15.3 |
7 | キャラクターグッズ | 12.1 |
8 | コイン | 10.7 |
9 | 人形・フィギュア | 10.2 |
10 | アイドルグッズ | 4.2 |
- | その他 | 37.7 |
<男女別>
位 | <男 性> | % | <女 性> | % |
---|---|---|---|---|
1 | トレーディングカード/ ゲームカード |
27.0 | 本・コミック | 30.8 |
2 | 切手 | 25.2 | シール | 25.0 |
3 | プラモデル | 23.9 | キャラクターグッズ | 23.1 |
4 | 本・コミック | 22.1 | 人形・フィギュア | 19.2 |
5 | ゲームソフト | 17.2 | 切手 | 17.3 |
次 | シール | 14.1 | アイドルグッズ | 13.5 |
◆トップ3は『本・コミック』、『切手』、『トレーディングカード/ゲームカード』
上位は世代を超えて、多くの子どもたちが通った王道
全体1位『本・コミック』(24.2%)
近年ではペーパーレス化が進んでいる書籍類ですが、特にコミックは、新刊発売日にお小遣いを握りしめて本屋を目指す子どもたちの姿が思い浮かびます。また、本では「推理小説」や「時刻表」といった"渋め"のコレクションもありました。
全体2位『切手』(23.3%)
1970年代にブームのピークを迎えた後も色あせない、誰もが気軽に楽しめるコレクターアイテムです。プレミア切手で有名な「見返り美人」に憧れた人も多かったのではないでしょうか。
全体3位『トレーディングカード/ゲームカード』(22.3%)
1970年代初頭に社会現象にもなった「仮面ライダーカード」や、2009年に"世界で最も販売枚数の多いトレーディングカード"としてギネス認定された「遊戯王カード」をはじめ、多彩なアイテムに加えて"レアカード"の存在が子どもたちのハートをがっちりと掴みました。
全体4位『プラモデル』(18.1%)
「戦艦」などの定番から、1970年代にブームを呼んだ「スーパーカー」、そして1980年代には「機動戦士ガンダム」シリーズ(ガンプラ)が登場するなど、世代を越えた人気アイテムです。
全体5位『シール』(16.7%)
1980年代にブームとなった「ビックリマンチョコ」に代表される"食玩シール"や、1990年代に登場した「プリクラ(プリント倶楽部)」など、友だち同士で交換し合うコミュニケーションツールとしても人気のようです。
『その他』(37.7%)にも多くの回答が寄せられました。「消しゴム」「牛乳瓶のふた」「テレホンカード」「レコード・CD」「めんこ」「記念乗車券」「ミニカー」「映画のパンフレット」「折り紙」や、なかには「石」「自動車のカタログ」「新聞の切り抜き記事」など個性的なものもありました。
<男女別>
男性1位は『トレーディングカード/ゲームカード』(27.0%)でした。「遊戯王」や「ドラゴンボール」「仮面ライダーカード」「プロ野球カード」など、男性嗜好のアイテムが比較的多く、女性では僅か7.7%と大きな差がみられます。
2位は僅差で『切手』(25.2%)でした。女性でも5位(17.3%)にランクインしており、美しい図柄の観賞用から郵便物に華を添える実用品まで、男女を問わないコレクションです。
3位は『プラモデル』(23.9%)でした。「ガンプラ」「スーパーカー」など男性には垂涎のコレクションで、友だちと着色のセンスを競い合ったという人もいるのではないでしょうか。
女性1位は『本・コミック』(30.8%)で、少女漫画も絶大な人気を誇っています。なかには、「付録付きの少女コミック雑誌」といった付録目当ての人もいました。
2位は『シール』(25.0%)で、「プリクラ」をはじめ「フレークシール」や「イラストシール」などは、手帳や日記などのデコレーションとしてコレクションしている人も多いようです。
3位は、『キャラクターグッズ』(23.1%)でした。「ご当地キティちゃん」といった限定品をはじめ、サンリオ系やディズニー系などのキャラクターが人気のようです。
<年代別>
※以下の表は右にスクロールできます
位 | 20代以下 | % | 30代 | % | 40代 | % | 50代以上 | % |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | トレーディングカード/ ゲームカード |
51.3 | 本・コミック | 42.6 | シール | 29.8 | 切手 | 42.7 |
2 | ゲームソフト | 35.9 | トレーディングカード/ ゲームカード |
31.9 | 人形・フィギュア | 25.5 | プラモデル | 20.7 |
3 | 本・コミック | 25.6 | ゲームソフト | 29.8 | 本・コミック | 21.3 | 本・コミック | 14.6 |
4 | キャラクターグッズ | 20.5 | シール | 21.3 | 切手 | 19.1 | コイン | 11.0 |
5 | シール | 17.9 | プラモデル | 17.0 | コイン | 17.0 | トレーディングカード/ ゲームカード |
9.8 |
次 | プラモデル | 15.4 | 切手 | 12.8 | プラモデル | キャラクターグッズ |
<年代別>
その世代、世代でのブームもあって、年代による差が出ました。
20代以下1位は『トレーディングカード/ゲームカード』、2位は『ゲームソフト』で、合わせて87.2%が"ゲーム"関連のコレクションという結果でした。
30代1位は『本・コミック』(42.6%)で4割を超えました。1990年代半ば、人気週刊少年コミック誌が発行部数600万部を超えてギネス認定されるなど全盛期を反映した結果です。
40代1位は『シール』(29.8%)でした。1980年代半ば、「ビックリマンチョコ」シリーズの中でも大ブームを巻き起こした「悪魔vs天使シール」が要因と言えます。
50代以上1位は『切手』(42.7%)で4割超でした。切手ブームの真っ只中、発売当日に郵便局まで買いに行った世代です。また、「仮面ライダーカード」が大ブームでもあった世代で、『トレーディングカード/ゲームカード』が5位にランクインしているのも特徴的です。
質問2.コレクションした主な理由は何ですか。
◆コレクションの原動力は『好きだったから』が過半数(51.2%)でトップ、次いで『ブームだったから』26.0%
全体では、『好きだったから』が過半数(51.2%)でトップ、次いで『ブームだったから』26.0%という結果でした。コレクションは自分の"お気に入り"が原動力のようです。
男女別では、男性は『好きだったから』49.7%がトップ、次いで『ブームだったから』30.7%でした。一方、女性は『好きだったから』が過半数(55.8%)でトップ、次いで『友人が集めていたから』17.3%が2位で、『ブームだったから』は僅か11.5%でした。女性のコレクション理由は、友だちの影響が比較的強いことが窺えます。
年代別では、20代以下は『好きだったから』が71.8%で圧倒的にトップとなり、コレクションも一極集中ではなく"多様化の時代"を反映しています。その割合は、年代が高まるにつれて下降し、50代以上では約4割(40.2%)まで低下しているのが特徴的です。
一方、『ブームだったから』は、50代以上では34.1%と高い割合を占め、年代が低くなるにつれてダウンして行き、20代以下では17.9%まで低下しています。多様化の世代と選択肢の少ない世代との差が垣間みられる結果となりました。
質問3.コレクション(宝物)の主な入手方法は何ですか。
◆『自分のお小遣いで購入』の"自力タイプ"が66.0%と圧倒的
全体では、約3人に2人(66.0%)が"自力タイプ"の『自分のお小遣いで購入』でした。次いで『家族などから買ってもらった』19.1%で、"他力タイプ"は少数派のようです。
『その他』では、「ひたすら河原を歩いて(石を)拾った」など、自分で採集した人もいました。
男女別では、"自力タイプ"の『自分のお小遣いで購入』は男性が約7割(69.9%)に対して女性は約5割(53.8%)、一方、"他力タイプ"の『家族などから買ってもらった』は男性13.5%に対して女性36.5%と差がみられます。
質問4.1番、熱が入ったコレクションは今も継続していますか。
『継続している』は20代以下で30.8%、
30代以降は約15%で推移
全体では、『継続している』が17.7%で、継続率は2割に届きませんでした。
年代別では、小・中学生時代から時があまり経っていない20代以下は30.8%と継続率は高く、以降(30~50代以上)は約15%で推移するという結果でした。生活環境の変化が比較的大きい20代以下と30代間に、分岐点が存在しているようです。
従って、30代で『継続している』場合は、以降も"継続"という傾向にあると推測できます。
<質問4-SQ1>継続しなかった理由は何ですか。
<サンプル数>全体177名、男性135名、女性42名、20代以下27名、30代40名、40代40名、50代以上70名
※質問4で『継続していない』との回答者対象
◆『飽きたから』が35.0%でトップ、次いで『ブームが去ったから』31.1%、
コレクションした理由と対極する結果に
全体では、『飽きたから』が35.0%でトップ、次いで『ブームが去ったから』31.1%でした。前出・質問2の「コレクションした主な理由」のトップ『好きだったから』が『飽きたから』に心変わりし、2位『ブームだったから』が『ブームが去ったから』へと対極する結果になりました。
男女別では、4割超(40.5%)の女性が『飽きたから』と回答しています。
年代別では、20代以下と30代は『飽きたから』がトップ、一方、40代と50代以上は『ブームが去ったから』がトップと世代による差が表れました。
『その他』としては、「親(または嫁)に捨てられた」「引っ越しの時に処分された」などの"強制撤退タイプ"や、「大人になり自然と熱が冷めた」「他に夢中になることができた」などの"卒業タイプ"、「(レコードやテレホンカードなど)自体が無くなった」「連載が終了した」などの"自然消滅タイプ"の他、なかには「全カードが揃ったから」といった"強者タイプ"もいました。
<質問4-SQ2>コレクションは今も所有していますか。
◆コレクションは「継続していない」のに
『所有している』は3人に1人(33.3%)
すでに「継続していない」のに、『所有している』は3人に1人(33.3%)でした。やはり思い出のコレクションは、なかなか手放すことはできないという胸の内を垣間見る結果となりました。
一方、『無回答』が22.6%もありました。興味が薄れて、あるのか・無いのかも分からない状態でしょうか。
※質問4で『継続していない』との回答者対象:全体177名
質問5.「コレクション」にまつわる思い出・エピソードを教えてください。 (フリーアンサー)
以下、共感できるものやユニークな回答など、代表的なものをご紹介します。
◆20代以下
- ・(「ご当地キティちゃん」は)旅行先のほかに、出張が多かった父に買ってきてもらって集めていました。一時期、父の帰宅よりお土産を楽しみにしていた気がします。<女性>
- ・小中学生の頃は「遊びに行く=プリクラを撮りに行く」で、プリクラは「プリ帳」に貼ったり、カラーコピーして友達と交換したり、プリ帳には私の青春が全て詰まっています。<女性>
- ・カードゲームが流行っていた。戦略を考えるのは今の思考力にもつながっている。<男性>
- ・親からマラソン大会で1位になったらカードを買ってあげるといわれた。一生懸命練習して優勝することができ、買ってもらった。<男性>
◆30代
- ・海外旅行で外国の切手がコレクションに加わった時は感無量だった。<女性>
- ・コミックを集めていましたが、四畳半の狭い部屋の6割程度を占めるくらいの量となり、思い切って売り払ったところ、結構な値段で売れて嬉しかった。<女性>
- ・小学校の校庭の山で黒曜石という黒くてキラキラした石を探すのがブームになっていました。価値があるという噂になっていましたが、今考えるとただの石だったと思います。<女性>
- ・ビックリマンのブームが去った頃に、友人達から大量のシールを譲り受けて今も大切に保管しています。中には数千円のプレミアがついているものもあります。<男性>
- ・持っていたファミコンソフトがいつの間にか無くなり、だれから借りたかも思い出せないファミコンソフトが手元にあった。<男性>
- ・中学時代にカードゲームにはまりすぎて、部活をさぼりレギュラーから外された。<男性>
◆40代
- ・コミック本は、学校にこっそり持って行き、友人達と貸し借りしていました。先生に見つからない様にするのが一苦労でした。<女性>
- ・私が遊んでいたリカちゃん・バービー人形で、娘が幼い時期に遊びました。将来、孫が使ってくれる日が来るまで、娘の新しい人形と私の人形を押入れに保管しています。<女性>
- ・(コレクションは「絆創膏」で)私の血をひいてか、子どもも絆創膏が好きだったみたいで、保育園の頃、傷もないのに貼ってほしいと言われて笑いました。<女性>
- ・現在、息子たちが、私の宝物(ウルトラマンシリーズのゴム人形)で遊んでいます。<男性>
- ・(コレクションは「自動車のカタログ」で)面倒くさそうな対応の店、とても優しい対応でポスターやノベルティグッズをたくさんくれる店など対応が色々だった。<男性>
◆50代以上
- ・コップ(グラス)にはまったきっかけは、友人からの誕生日プレゼント。それから増え続け、母親から「お店でも開く気?」と呆れられました。<女性>
- ・小学校低学年の頃、リカちゃん人形が流行り、ハウスや赤ちゃん達など色々揃えて、簡単な洋服等を自作していたことが、裁縫に興味を持ったきっかけです。<女性>
- ・(コレクションは「カーペンターズのカセットテープ」で)FMラジオから聞こえる音楽を、最初から最後までうまく録音できるか、ボタン操作に興奮しました!<男性>
- ・小学校1年から始めたが、高学年になるにつれてブームになって自分が持っていた切手がすごく高額になった。<男性>
- ・コレクションをやめてしまった後でも、集めた切手を手紙に貼って送るのが楽しみ。<男性>
- ・ガンプラ世代で、新作の発売日には近所の友達と開店前からおもちゃ屋に並び、一緒に組み立てました。<男性>
- ・市制記念日で中学校がお休みだったので、早朝、上野駅まで記念乗車券を購入にでかけました。購入後、家出人と間違えられ交番に補導されて、身元が確認できるまでズーっと解放されなかった記憶がよみがえります。帰りにパンダを見て帰った思い出です。<男性>
- ・作った紙飛行機は、天井にワイヤーを張って吊り下げて100機ほど保管していた。上昇気流にのって見えなくなるまで飛び続ける紙飛行機を追いかける夢を、今でも抱いている。<男性>
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