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ほくほく線とは
ほくほく線の画像   ほくほく線とは新潟県の越後湯沢と直江津を結ぶ第3セクターの鉄道(北越急行)である。魚沼など日本有数の米どころを走る路線であるため、車窓には風光明媚な景色を楽しむことができる。しかし全線の7割がトンネルであるため、トンネル通過時は景色を楽しむことができない。そこで北越急行殿はトンネルが多いことを逆手にとって三菱電機をはじめ大手電機メーカー数社に、トンネル通過時に電車の天井に映像を映すシステムとコンテンツの提案要請(コンペ)があり、三菱電機から弊社に企画提案の依頼があった。
体制(プロジェクトチーム発足)
この案件に対し、客先の要望を膨らませたりイメージを的確に伝えるために複数部門からメンバーを選出(ハード=メディアシステム事業部、コンテンツ=e−ソリューション&サービス事業部)しプロジェクトチームを発足させ対応することとした。
提案・・・誇大提案?
現地調査を実施、駅の情報端末からイベントまで幅広い提案もおこなった。電車の天井に映像を映すという要望については、電車の“天井一面"に“つなぎ目のない映像"を映すシステムを考案し、コンペの結果、三菱電機案が採用された。しかしこの段階ではプロジェクトメンバーの誰もが、本当にできるのだろうか?誇大提案だったのでは?という心配を胸に秘めていたのも事実だった。
開発・・・現実は甘くなかった!
電車の天井に映像を映すためのプロジェクターは乗客の邪魔にならないよう、網棚の上に設置するしかなかった。その位置から天井に直接投影するのでは、ほぼ水平に投影することになり映像が超台形になるうえピントが合わない。そのため一度ミラーに反射させるが、台形補正およびつなぎ目のない映像にするため、専用のミラーを開発することになった。しかし幅約3m長さ約15mという広く、湾曲した天井面に真っ直ぐな映像を映しだすために14台のプロジェクターと台形補正用のミラーを設置、調整する必要があった。そのためスタッフは雪が降りしきる新潟の車両工場に何度も早朝から通ったり寝泊りして作業をおこなった。
開発場面の画像01
原寸大のモックアップを作って実験を繰り返し・・・
  開発場面の画像02
当初は天井の平らな部分だけに映す予定だったが・・・
迫力が足りないから天井全面に映したいとの客先要望で・・・
音響システムにも課題が!
音響システムにも難問があった。ほくほく線はトンネルを時速100キロ以上で走行するため、トンネル内の走行音は100db以上(地下鉄なみ)従来のスピーカーシステムではBGMが聞こえにくい。音量を大きくするだけではスピーカーに近い人にはうるさい。そこで弊社製品である超指向性音響システム「ここだけ」を開発した音響スタッフが、ほくほく線専用スピーカーシステムと社内騒音をリアルタイムに測定して音量を自動調整するシステムを開発した。
コンテンツ制作・・・最大の難関
当初はハイビジョン実写映像ライブラリを活用する方針であった。しかしハイビジョン映像といえど、この大きさに投影すると映像が荒れて見えてしまう。実際、途中段階で北越急行殿から「こんなボケたような映像ではダメだ!」とお叱りをいただいた。さらに天井の複雑な曲面に合わせるため映像自体にも複雑な変形補正をかける既存技術がなく、本計画最大の危機となった。そこで全編CGで制作する方針転換を図った。前代未聞!ハイビジョンの約4倍ものCGを制作し、それを電車の天井の曲面に合わせてCG映像を複雑に変形補正する技術をCG制作会社と共同開発した。最初のコンテンツは「ほくほく線に乗ってそのまま満天の星空に、星座の世界に行けたらいいな」という想いをCGならではの迫力と美しいイメージで表現した。
星座編の1シーンの画像
星座編の1シーン
  星座編の1シーン(はくちょう座)の画像
星座編の1シーン(はくちょう座)
現車試験・・・最後の難関
越後湯沢と直江津間を走る北越急行ゆめぞら号の画像
越後湯沢と直江津間を走る北越急行ゆめぞら号
  なんとか指定期日までにシステムやコンテンツを間に合わせることができ、いよいよ電車を新潟の車両工場からほくほく線の線路に運び込んで、実際の線路を走らせる試験が始まった。ほくほく線はワンマン運転であるため、当初より北越急行殿から映像の投影を自動制御にして運転手の負担軽減を図る要望があった。そのため情報通信システムのスタッフがGPSを使った制御を採用していた。しかしほくほく線はトンネルが多い山間部を走るため、GPS制御はうまく機能するか?トンネルに入ったら映像はちゃんとスタートするか?トンネルを出たらすぐにGPS信号を拾えるのか?が最後の関門であった。しかし現車走行試験でそれらがうまく機能したことを確認し、スタッフ一同、胸を撫で下ろした。こうして世界初のシアター列車「ゆめぞら」号が完成したのである。
営業運転開始・・・完遂
天井に映像が映しだされた瞬間の画像
天井に映像が映しだされた瞬間、車内で歓声が・・・よかった〜!
  03年4月いよいよ営業運転が開始された。我々スタッフも招待客と一緒に乗車させていただいた。ゆめぞら号がトンネルに入った途端、乗客から歓声が上がった。その歓声を聞いて初めて、スタッフ全員が1年に渡るプロジェクトの完遂を実感した。
ほくほく線「ゆめぞら号へのアクセス」
東京駅⇒越後湯沢駅(上越新幹線/1時間40分)ほくほく線は越後湯沢⇔直江津間を運行。「ゆめぞら」号は土・日・祝日のみ運行。詳細は北越急行ホームページ(http://www.hokuhoku.co.jp/)にてご確認ください。
花火編の1シーン

花火編の画像
天空編の1シーン

天空編の画像
海中編(スピード編)の1シーン

海中編(スピード編)の画像
海中編(カラフル編)の1シーン

海中編(カラフル編)の画像
 
 

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