筋力測定とトレーニングの総合システム

三菱電機運動療法システム ストレングスエルゴ

三菱電機運動療法システム ストレングスエルゴ

相対強度運動について

ストレングスエルゴ240では相対強度による負荷設定方法が可能です。
相対強度運動は、筋力測定で測定した最大筋力発揮時の運動強度を100%として、アイソトニック運動の負荷量をその割合で設定するものです。

相対強度運動のメリットは、負荷設定が容易になることです。
患者さんに有酸素性運動をさせる場合、負荷設定にはATポイントが必要となります。ATポイントを測定するには運動負荷試験を実施しますが時間や手間もかかります。一方、最大筋力の測定は比較的容易に短時間で実施することができます。ATポイントは最大筋力の12~16%くらいといわれており、負荷設定の目安とすることができます。
患者さんによって下肢筋力は異なりますし、筋力に差があれば効果的な負荷量も異なってきます。筋力トレーニングでは負荷量の設定に、最大筋力に対する割合を基準にすることが一般的に行われています。運動療法においても筋力を主眼に置いた場合、負荷量を設定する際の目安として患者さんの最大筋力がどの程度かを把握し、最大筋力に対する割合で負荷量を設定していくとよいでしょう。

相対強度運動のグラフ