EMC and safety

EMC・安全認証取得サービス

EMC・安全認証取得サービス

よくあるご質問の回答

機器のEMC対策(ノイズ対策)で困っています。EMC対策ができるところはありますか?

当センター「EMC・安全事業センター」で,EMC対策の支援をします。 当センターの最寄りの「お問い合わせ」窓口まで,お気軽にご連絡/ご相談ください。

EMC測定サイトは,どこにあるのですか?

現在,全国5か所,神奈川県鎌倉市にEMC東日本センター,静岡県静岡市に静岡センター、愛知県名古屋市にEMC中日本センター,広島県福山市にEMC西日本センター,長崎県時津町にEMC九州センターがあります。 その他に,京都府長岡京市に担当窓口があります。 具体的な連絡先については「サービス拠点」のページをご参照ください。 なお,測定サイトに持ち込めない大型・特殊装置については,全国のどこへでも「出張測定(オンサイト試験)」に出向きます。

大型機器/内の特殊な機器のために,測定サイトに持ち込むことができません。 このような場合は,どのようにしたら良いのですか?

当センターが,測定器一式を持って,ご指定の場所(お客様の工場あるいは機器の据付現場)に出向き「出張測定(オンサイト試験)」をいたします。

「出張測定(オンサイト試験)」の期間と費用はどれくらいですか?

一概には言えませんが,一般的な工作機械のCEマーキング(EMC指令)対応の試験の場合で,4~5日間,150~200万円程度です。 お客様における機器の輸送・設置,試験立会の出張などに係る費用負担を考えると,サイト測定の場合と比較して費用的には大差は無いと考えられます。 詳細については,お客様の機器の仕様と,ご要求内容を確認したうえで見積りさせていただきます。 当センターの最寄りの「お問い合わせ」窓口まで,ご相談ください。

「出張測定(オンサイト試験)」で,適用規格に不適合となった場合は,どのようになりますか?

ご要望に応じて、試験スタッフと共に対策専門エンジニアが出向き、適合するまで支援します。

CEマーキング(EMC指令)のための認証試験は可能ですか?

お客様のご要望に応じて,欧州CB(Competent Body:有資格機関)によるTCFルートでの認証を取得することも可能です。 欧州CBとしては,MITSUBISHI ELECTRIC EUROPE B.V. Germany (MEU-Ger)と提携しており,また,テュフラインランドジャパン株式会社の任命テストサイトにもなっています。

プリント基板からのノイズで困っています。プリント基板単体でのノイズ対策もできるのですか?

プリント基板の近傍磁界測定と解析により,ノイズ源を可視化・特定化し,適切なノイズ対策を支援することができます。 問題となっている周波数が分かっている場合には,その周波数に特化した解析も可能です。 また,伝送線路シミュレーション,EMCシミュレーション,EMC設計技術を駆使して,電磁放射ノイズの少ない基板の実現を支援することも可能です。 当センターの最寄りの「お問い合わせ」窓口まで,ご相談ください。

近傍磁界測定は,どれくらいの基板まで測れるのですか? また,時間はどれくらいかかりますか?

最大300mm×300mmです。 測定時間は要求される測定精度にもよりますが100mm×100mmを1mm間隔で測定すると約4時間程度です。 詳しくは「お問い合わせ」窓口まで,ご相談ください。

EMC対策済みのプリント基板の設計もできるのですか?

お客様のご要望に応じて,回路設計から実装組立・試験評価までの開発ソリューションを提供することができます。

サグ試験はできるのですか?

単相/三相 AC100-480V 100A/相までの機器の試験評価が可能です。 お客様のご指定の場所に出張して試験評価をします。 SEMI F47 SEMI E6 IEC 61000-4-11 IEC 61000-4-34等の各規格に適合した試験・評価が可能です。

改正薬事法のEMC試験は可能ですか?

クラスII医療機器のJIS T 0601-1-2 (IEC 60601-1-2 Ed2)による試験が可能です。

艦載機器/船舶用電気機器のEMC試験は可能ですか?

可能です。 伝導低周波イミュニティ試験・評価設備も備えています。 詳しくは「お問い合わせ」窓口まで,ご相談ください。

車載電子機器のEMC試験は可能ですか?

CISPR25に準拠した評価・対策は可能です。

安全認証もできるのですか?

EMCと安全の認証取得を同時にご支援(ワンストップサービス)します。 安全認証として,電安法(電気用品安全法),欧州のCEマーキング(機械指令,低電圧指令など),北米認証(UL,CSA,ETL,NRTL),中国CCCマーク,台湾験證登録,韓国ekマークなど,国内外の認証取得のための構想設計段階のコンサルティングから実機における試験評価・対策,認証取得(代行申請)までを一貫して支援します。

初めて海外に機器を輸出するのですが,輸出先にどんな法規制・規格があるのか分かりますか?

お客様の機器の仕様・向先を確認したうえで,適切なアドバイスをします。 特に,EMCと安全の両面から法規制/適用規格をクリアするための設計段階のコンサルティングから認証取得までを支援することができます。 当センターの最寄りの「お問い合わせ」窓口まで,ご相談ください。

EMCとは?(EMIとは?EMSとは?)

Electromagnetic Compatibilityの略で,電磁両立性あるいは電磁環境適合性と訳されています。 「機器から発生する電磁妨害(EMI: Electromagnetic Interference)」を抑制し, 「機器の妨害耐力(EMS: Electromagnetic Susceptibility)」を保持することで,機器の電磁環境下における安全性を確保することを目的としています。 (EMIレベル < EMSレベル) 当センターでは,製品開発から量産までのあらゆる段階でのEMC対策を支援しています。

CEマーキングとは?

欧州連合(EU)において,適用される法的規制(EC指令)のすべてに適合していることを示す表示で,表示されたもののみがEU域内での自由な流通を認められます。 EU域内に機器を輸出するためには,それぞれの機器に適用されるEC指令(機械指令,低電圧指令,EMC指令,R&TTE指令,医療機器指令など)のすべてに適合させ,適合宣言(書)のうえで,CEマーキングをしなければなりません。CEマーク

TCFルートとは?

EMC指令では,TCF(Technical Construction File:技術構成ファイル)は,製品のEMC関連技術仕様ファイルと規定されています。 TCFにはEMC指令の基本的要求事項への適合性を保証するために採用された対策法の説明,CBからの技術レポ-トまたは適合証明書が含まれていなければなりません。 このファイルは,監督機関の検査に備えて保管する必要があります。 EMC指令の10.2項では,TCFは整合規格が適用されなかった場合に,作成する必要があると規定されています。

SEMI規格とは?

SEMI はSemiconductor Equipment and Materials International(半導体製造装置と材料のサプライヤーによる国際業界団体 )の略で,SEMI 規格はSEMI が定めている規格です。

サグ試験とは?

サグ(sag)とは,瞬時電圧低下(電源の電圧が瞬間的(数ms~数s)に低下)のことで,半導体工場内において設備の故障や大きな負荷変動によりACラインの供給電源が突然電圧降下 (半サイクルから数秒) を起こす状態をシミュレートして,機器の耐性を評価する試験です。

iNARTE EMC エンジニアとは?

iNARTE(International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics, Inc.:国際無線・通信・電磁気協会) が認定する現在のところ世界で唯一のEMC技術者の資格です。NARTEマーク