事例2. 工作機械の切削刃の監視

切削刃の近傍に、既存のAEセンサと、SineWave形AEセンサを取付し、⾦属を連続で切削してセンサ出⼒を測定しました。

切削刃劣化の監視

左端が切削刃が新品の状態、右端が切削刃の寿命となります。
センサの出⼒は、グラフの通り⼤⼩変動しますが、切削回数が増加すると共に上昇していきます。

切削回数によるセンサ電圧の推移

チッピングの監視

しきい値を超える信号の発⽣回数を測定しました。
しきい値を⾼くしていくと、⼤きな信号の発⽣をしぼり込むことができました。

しきい値A<しきい値B<しきい値C

しきい値の変化による信号検出の発生頻度

しきい値Cでは、寿命の直前に⼤きなAE波の発⽣を確認できました。

切削加⼯では切削刃が⼤⼩のチッピングを発⽣しながら摩耗していきます。
上記の事例のように、SineWave形AEセンサはしきい値の設定によって点検のタイミングを調整できます。