社員紹介

（1）何かのプロフェッショナルになりたい、（2）モノづくりに携わりたい、（3）安定性がある、という3点を念頭に就職活動しており、当社は上記三点に当てはまっていました。特に事務系は一つの職種で長く経験を積むことができ、少数精鋭のため、若いときから経験を積み専門性を磨いていけると考え応募に至りました。最終的には説明会や面接で出会った方々の雰囲気の良さに惹かれ入社を決めました。

エアコンのオプション部品や病院・ホテル向け小型電子冷蔵庫の資材調達に携わっています。資材調達は、要求される品質を備えた部品を、必要な数量で、必要な時に、適切な価格で購入し、事業に貢献することが仕事です。その中で私は「バイヤー」として、発注先選定や価格決定、納期・価格交渉等の渉外を行っています。製品工場を保有している企業の調達部門は製品調達に関わることは少ないと思いますが、当社は製品工場を持たないファブレスメーカーであるため、素材から製品調達までと幅広い品種を取り扱っています。

原価低減活動に注力しています。特にホテル向け電子冷蔵庫は2020年に向けて東京での需要が高まっています。当社製品は品質やデザイン性で高い評価を受けていますが、事業拡大を狙う上ではよりコスト競争力を高める必要があります。
原価低減活動のためには正確な情報収集が必要です。市況や原価構成を分析し、社内外から周辺情報を入手するといった作業を行うのですが、背景となる技術知識の習得が一つの難しいところです。当たり前のことではありますが、製造現場に足を運び、実際にモノを見ることから始め、書籍や資料を読み込み、人に話を聞くといった日々勉強の毎日です。

（1）製造ラインへの供給責任を背負う責任
自分の仕事によりモノづくりが始まり、製品を世に送り出せることがやりがいです。一方、製造ラインへの供給責任を背負っており、調達品の納期遅れが発生すると社内外に大きな損害と迷惑をかけてしまいます。適切な品質やコストを備えた部品を購入することも大切な役割ですが、お客様や製造ラインへの供給責任も資材調達の重要な責務になります。自分が調達した部品をしっかりと製造ラインに供給して、納期通りに製品が世の中に出ていくときの達成感と安堵感は格別です。
（2）事業損益への影響
自分の仕事の良し悪しが事業損益に影響するので緊張感があります。調達価格は取引先との交渉で決まるものであり、これと決まった価格があるわけではありません。そのため、最適な調達価格を目指し、情報収集や分析を行い、日々アイディアを出しています。価格交渉の際はハードな交渉になりがちですが、自分の出したアイディアや意見が通った際の達成感は何事にも代えがたいです。

入社以来、多くの新規開発案件に携わることができました。今後も「調達のプロ」として新規開発案件に商品企画時から参画し、より良い製品作りと事業拡大に携わっていきたいです。今後は技術知識の習得や調達スキルの研鑽だけではなく、苦手な語学にも注力し、調達活動に幅を持たせたいです。
また、資材部門は他のスタッフ部門と比べて設立されてから日が浅く、少人数で運営していることもあり、これから仕組みを作り上げていく業務もあります。一から業務の仕組み作りや改善に携わり、より良い資材部門を作り上げいきたいです。

自分が何の仕事をしたいのかわからない人もいると思います。そのような時には、とにかく数多くの会社を巡るようにすると良いと思います。その中で、このような仕事がしたいとか、こんな人になりたい、こんな職場で働きたいといった基準ができてくると思います。就職活動中には辛い思いをすることがありますが、それも一つの経験であり財産です。粘り強く活動し、最良の選択ができるように頑張ってください。

※掲載内容は取材当時のものです。