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プレスリリース


広報
2014年11月13日

業界初、レーザー光源の採用で、高い信頼性と色鮮やかな医療用照明を実現
手術顕微鏡用「レーザ照明装置」を開発
  三菱電機エンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:近藤誠)は、業界で初めて※1、全色固体レーザー光源の採用により、信頼性が高く、色鮮やかな環境での手術を可能にする手術顕微鏡用「レーザ照明装置」を開発しました。
  本製品は、「第35回日本レーザー医学会総会」(11月29日~30日、於:京王プラザホテル)に参考出展します。

※1:白色照明において。2014年11月13日現在(当社調べ)

開発の背景

  医療技術の高度化に伴い、脳神経外科手術では顕微鏡を用いた手術が増加しています。顕微鏡用の照明においては、従来は白色ランプが主流となっていますが、より高い信頼性を備え患部が見やすく医師や患者の安全にも配慮した照明装置が求められています。
  当社は今回、信頼性が高く色鮮やかな手術環境を実現するため、全色固体レーザーを光源に使用した手術顕微鏡用「レーザ照明装置」を開発しました。

開発の特長

レーザーを使用しているため、長寿命化を実現

  • 従来の白色ランプと比べて、20倍以上※2となる4万時間の長寿命化を実現
  • 長寿命化により省メンテナンスに貢献

※2:キセノンランプとの比較において。当社調べ

高い信頼性を実現

  • 複数のレーザー発光源から構成されており、手術中の消灯を防止

調色機能により、手術に最適な照明を実現

  • 調色を可能にするRGB制御により、患部が見やすい照明を実現

今後の展開

  ミズホ株式会社(医療機器開発・製造)と共同で医療現場での検証を実施し、早期の市場導入を目指します。

開発の概要

開発品名レーザ照明装置
レーザー仕様波長:464nm/532nm/640nm/785nm
出力(筐体出口換算):2.81W/2.64W/3.94W/1.28W
サイズ320×290×400(単位:㎜)

特長の詳細

レーザーを使用しているため、長寿命化を実現

  従来の装置では主にキセノンランプを使用しており、玉切れを起こす前に1千時間程度でランプ交換を行っています。それに対し、今回の「レーザ照明装置」は、4万時間の長寿命を実現しました。これにより、省メンテナンスに貢献します。

高い信頼性を実現

  各色の光源は複数の発光部から構成されており、光出力をセンサーで計測し、光出力を一定にするように制御しています。そのため、一つの発光部が消灯しても他の発光部の出力を上げることで、全体としての光出力は一定となり、予期せぬ消灯は発生しません。

調色機能により、手術に最適な照明を実現

  RGBの出力比を医師の好みに応じて変えることで、患部が見やすい色温度と輝度に調光できます。色温度は、操作パネルにあらかじめ登録された5つのモードボタンで選択できます。輝度は、操作パネルのレベルアップ/ダウンボタンで変更できます。

その他の特徴

目に影響がある紫外線領域の光が無く、医師の目への影響を軽減

  一般的な白色のランプ光の波長分布に比べ、目に影響があると言われている400nm以下の紫外線領域の光が存在しません(図1、図2参照)。そのため、紫外線によるさまざまな影響を軽減します。

高輝度で安全な照明を実現

  各色のレーザー光は、個別の光ファイバーに入り、その後それらを束ねたバンドルファイバーを通って1本の光として集められます。非常に細い光ファイバーをバンドルすることで効率的に合成し、輝度アップが実現できます。
  また、本光源では、JIS規格※3に準拠したレーザー安全を確保しています。

※3:JIS C 6802:2011

手術顕微鏡システムの低コスト化に貢献

  三菱電機(株)が民生テレビに導入したレーザーの技術をベースにしており、既に市場での実績があり、設計、製造、調達にいたるまでコスト・品質ともに優れています。

特許

  国内6件 出願済

開発担当事業所

  三菱電機エンジニアリング株式会社 京都事業所

報道機関からのお問い合わせ先

三菱電機エンジニアリング株式会社
総務・法務部 総務グループ
TEL:(03)3288-1101

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