プレスリリース

広報
2014年11月10日

磁界共鳴を応用した、世界初の「非接触ロータリー電力伝送技術」が
ET2014アワード「先端テクノロジー賞」を受賞
  三菱電機エンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:近藤 誠)は、磁界共鳴型ワイヤレス電力伝送技術を応用し、複数系統の電力を旋回する機器へ独立に伝送できる、世界初※1の「非接触ロータリー電力伝送技術」が、一般社団法人 組込みシステム技術協会が主催する「Embedded Technology 2014」で「先端テクノロジー賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。
  本技術を採用した電力伝送装置は、「Embedded Technology 2014」(11月19日~21日、於:パシフィコ横浜)に参考出展します。

※1:2014年11月10日現在 (当社調べ)

受賞要因と評価コメント

  審査委員より以下の評価を受け、受賞に至りました。

回転する機器への電力供給をワイヤレスでしかも高効率に行う技術は新規性が高く、既存製品との違いが際立っており、審査委員会はその先端技術性を高く評価した。技術面だけではなく、市場へのインパクトや今後の市場トレンドにマッチしているとの意見も多かった。産業用と民生用のいずれの分野においても、今後の応用の広がりが期待できる技術である。

「非接触ロータリー電力伝送技術」概要

  磁界共鳴型ワイヤレス電力伝送技術を応用し、監視カメラやパラボラアンテナなどの旋回する機器にも複数系統の電力を伝送できる技術です。従来、機械的接点としてブラシを使用していましたが、非接触によるブラシレスを実現したことで、メンテナンスの省力化に貢献します。以下が当技術の特長です。

  • 世界初、旋回する機器への非接触電力伝送を磁界共鳴方式で実現
  • 高効率80%以上の電力伝送を実現
  • 複数系統の独立電力伝送が可能に

ETアワードとは

  ETアワードは、組込み業界の発展と国内産業の競争力向上に寄与する、優れた組込み技術や製品、ソリューション、サービスを発掘し、その成果と功績を表彰されるものです。

  ETアワードウェブサイト:http://www.jasa.or.jp/et/ET2014/event/et_award.html

製作担当事業所

  三菱電機エンジニアリング株式会社 鎌倉事業所

報道機関からのお問い合わせ先

三菱電機エンジニアリング株式会社
総務・法務部 総務グループ
TEL:(03)3288-1101